​ご挨拶

 国際幼児教育学会第41大会は広島大学にて開催されます。本学での本学会大会の開催は今回が初めてであり、誠に光栄に存じます。

 大会テーマは「日本の幼児教育の特性と課題を再考する」といたします。国内外の趨勢に照らせば、私たちは今、自らの保育実践を客観的に見つめなおす時期にあると言えます。たとえば、日本政府の標榜するソサエティ5.0の実現においては、人工知能(AI)やロボット等の最新技術を活かした、人間中心のより良い社会の実現に向けて、幼児教育は今後どうあるべきかを熟考する必要があります。また、国連の採択した持続可能な開発(SDGs)では、幼児教育を含む教育目標の達成が世界各国に求められています。大会のシンポジウムや記念講演、口頭発表などを通して、異なる背景をもつ発表者や参加者それぞれが異なる視点から、日本の幼児教育の特性と課題を改めて考える機会にしたいと考えております。

 また、本大会では、幼児教育の国際学術交流の推進という本学会の独自性をさらに強めるため、大会の基本言語は日本語としながらも、可能な範囲において、英語および中国語での情報提供を行うこととしました。そのため、大会ホームページも三言語対応にしております。さらに、初の試みとして、口頭発表については発表者が希望する使用言語に応じて、日本語、英語、中国語の三つの部会を設けます。他学会と同様、通訳はつきませんが、これまで以上に多様な国々の研究者や実践者が自国や他国の幼児教育について活発に議論する場となることを期待しています。

 なお、開催地である東広島市西条は、灘や伏見と並んで日本三大銘醸地の一つとなっています。JR西条駅付近では、白壁の酒蔵と赤い煙突のコントラストが美しい酒蔵通りをご散策いただけます。大会参加が風情ある町並みと日本酒を味わう機会ともなれば幸いです。

 微力ではございますが、実り多き大会となるよう、大会実行委員一同、協力して準備を進めてまいります。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

三輪千明

大会実行委員長

© 2023 by Name of Site. Proudly created with Wix.com